関節音がします体に良くないでしょうか?

初めまして
私は介護の仕事をしている28才、女性です。

一年前に離婚して、現在は実家の助けをかりながら、3才の息子を育てています
さっそくフーミン先生にご相談したい体の悩みなのですが
私は中学生の頃から、口を大きく開けると左側の顎の骨がなるようになりました。
しだいに顎の骨をならすのが癖になり今でも何となく鳴らしてしまいます。
また、時々膝の曲げのばしをしていると膝からもボキっと音がします。

今では両足の親指の関節をならすのも癖になってしまい、音がなるとスッキリする気がしてついつい鳴らし続けてしまいます…。

あまり関節を鳴らしては体に良くないでしょうか?
どうすれば、関節が鳴らなくなるのでしょうか?
よろしくお願いします。

中学生の頃から顎関節がなる。
そして最近では膝が曲げ伸ばしで音がしていて、足の親指の関節はご自身で音を鳴らしているのですね。

その様に、ならして良いか?悪いか?と聞かれると・・・・良くないと思います。

が、ポキッと音をならす事で、関節が収まる所に収まった!感じがあるのだと思います。

その音ですが、関節を取り巻く筋肉や腱が硬くなっていて、それが擦れて音がするのだと考えられます。

東洋医学的には、額関節、膝、足の親指、と言うと主に肝、脾の経絡の関係が関係しています。

そもそも東洋思想で五行(木火土金水)で自然界の物を五つに分類すると言う考え方があります。

肝は(木)に分類され、脾は(土)に分類されます。
その二つの間柄を見てみると、木(肝)は土(脾)の栄養分を取ってしまうので、肝の働きが強くなりすぎると脾が弱ってしまいます。

肝が働き過ぎる状態とは何でしょう?

肝は肝臓も含みますが、精神的なストレスや怒りとも大きく関係します。
脾は消化・発酵の働きを司っていて、精神的には思い悩む、と言うような事です。
そして肝も脾も関節や筋肉・腱に関係があります。

理想的には五行の木(肝)・火(心)・土(脾)・金(肺)・水(腎)がバランス良く五角形を作っているのが望ましいのですが、精神的なストレスや過労などでバランスが崩れると弱った所に変調が現れます。

質問者さんの場合も(直接にお会いしていないので、ハッキリした事は申し上げにくいのですが)私が考えるには、肝と脾の経絡的な変調があるようにとれます。

さて、それではどうしたら良いのでしょうか?

東洋医学では、まず、気の変化(精神的なバランス)が起きてから体の変化が現れると考えられます。
まずはご自身の精神の状態を観察してみてください。
(これには「月猫の総合診断」などのプログラムが有効だと思います)

その上で漢方、鍼灸などの治療を受けられるとより、効果的だと思います。
質問者さんのような症状の方は、時間は掛かるかもしれませんが鍼灸治療の得意分野です。

同時に全身の筋肉や関節を柔らかくするような、有酸素運動(私はヨガをお勧めします)も行ってみて下さい。
良い筋肉で関節を保護してあげるのは、女性に多い膝の関節症や外反母趾の予防にもなります。

また顎を考えると、良い歯科で噛み合わせの調整をしていただくのも大切かと思います。
私自身の事ですが、数ヶ月前に酷い歯痛になりました。
虫歯かとも思いましたが、歯科で診てもらって噛み合わせの調整をしてもらったら、見事に治りました。
丁度その頃は自分でもストレスを感じていたのですが・・・その女医さんが言うには、ストレスがあったり、日頃から歯をくいしばって頑張る癖のある人は噛み合わせが狂いやすく、顎関節症にもなりやすいそうです。

最後にですが、質問者さんは甘い物の摂りすぎ、早食いはないですか?
そうでなければ良いのですが、甘い物は脾経を弱めます。
早食いも唾液が十分に出ないので、脾経が良く働いてくれません。

日頃鍼灸治療していても、やはり膝にトラブルのある方は甘い物好きの早食いさんが多いです。

反対にそんな方でも甘い物を少し控えて、ゆっくり噛む!を続けると全体的に調子がよくなってくるケースがよくあります。

(因みに肝・木に関する味覚は酸味が配当されますが、日本では酸味の食べ過ぎの方は少ないように思います。)

膝・足の親指・顎はどこも体を支えまた食事をする上でとても大切な所です。

まだお若い質問者さん、今から大事にケアして下さい。

 

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