
私は24歳で今就職活動中で無職です。
冬場は手足が冷たく冷え性に悩んでいます。
また、特に冬場は早起きができないです。
そこで、質問ですが冷え性と早起きができないことは関係ありますか?
また、冷え性の解消方法教えて下さい。
質問者さんへ
冷え症+朝起きられない
と言うお悩みと、その二つは関係があるのか?と言う質問ですね。
中々鋭い質問です。
良い所を付いておいでです。
質問者さんの仰るとおり、体が冷える事と、起き辛い事は関係があります。
まずは東洋医学で良く使われる「気」「血」と言う言葉があります。
「気」は、目には見えないけれども何かを作り出すまず始めの変化のようなものす。
「その気になる」とか「その気」「元気」「病気」などで使われますね。
エネルギーと考えても良いかもしれません。
そして「血」は大まかに考えて血液です。
その人に気、血がたくさんある方が元気と考えられます。
たくさんあって、良く流れている状態が「元気な血」です。
川の流れでも水量が多く流れのある川は水もきれいで濁りませんよね。
でも水量が少なく流れの無い川は濁ってしまいます。
人の体も同じように考えられます。
気血のはたらきには陰と陽の働きがあります。
昼間は陽の部分で、夜は陰の部分ではたらきます。
そして、睡眠は夜になって気が陰におさまり、血が肝に帰る事で眠りに入るのです。
反対に朝は気が陽に行き、血が全身の筋肉や内臓に行き活動が始まります。
ですから、気血が不足した状態や流れが悪くなっている状態は、朝が中々起きられないだけでなく、夜も眠りにつきにくい状態と言えます。
そしてこれは冷え症にも通じます。
こんな時は、まずは冷え性から対応しましょう。
冷え症の解消方法にも色々ありますが、一番重要な事は
・まずは冷やさない事
です。
服装は頭寒足熱になるように心がけて下さい。
1.できだけ天然繊維の物を身につける(化学繊維は体を冷やします)
2.ショウガやネギなどの食事を増やし、冷たいものを避けるなどして体を温める飲食物を摂る
3.お風呂はシャワーで済ませず、半身浴などでしっかり温まる。
この「東洋医学のコーナー」でも冷えについては何度か取り上げていますので
過去のQ&Aと合わせて関係有りそうな記事は読んでみて下さい。
現在は色々な冷えとりの情報はたくさんありますね。
例えば漂白された白い砂糖は身体を冷やします。
なのでアイスクリームやシャーベットなどは冷え性さんには冬場で無くても厳禁です。
根菜や玄米などの、大地に近い食事を心がけるだけでも効果があります。
エネルギーは思考に従うという考え方があります。
「気」は「思い」に従い、そのように動く傾向があるのです。
湖に微かな風が吹き始めるだけでも水面に流れが出ます。
体の中も同じです。
「よし!」と言うような、やる気が起きるだけでも気の流れは変わってきます。
そして気の量も増えてきます。
作り出される血の量、流れも違ってきます。
平均体温が少し上がってくるだけでも睡眠の寝る、起きるがスムーズにいくようになります。
そういった自分のやる気の変化を出すのもよいのですが、とても疲れが溜まっているときには、その気には中々なれません。
そんな時は他力を借りて応援してもらうのも流れが変わります。
質問者さんが只今ストレスのピークだとしたら、鍼灸治療などで推進力を出す事もオススメします。
一度ご近所の鍼灸を訪ねてみて下さい。
もっと踏み込んだアドバイスが得られるかもしれません。
また、私自身も質問者さんと同じように冷え症もちです。
朝は中々起きられないのですが、結局は朝何時まで寝ても目覚めの辛さは変わりません。
それで「1時間早く起きる!」を今年になって行ってみてます。
すると、朝のスタートが落ち着いてできるので精神的なゆとりが違うようです。
私の場合は一時間早く起きても以前より昼間しんどいと言うことはないようです。
一時間寝てる事と、一時間早く起きることで得られる事を天秤に掛けてみると後者の方が大きいようです。
多分起きる!という気の変化も体を後押ししてくれるような気がします。
冷えとりにしても、いろんなやり方があります。
色々試してご自身に合うものを捜して見てください。
その事が自分自身の観察になり、また、大事にすることにつながると思います。
私も只今その途上です。
中々これで良し~~とは行きませんが、そうして試行錯誤して行くうえで、見えてきたり、解ったり、得られる事もあるのかな~と思います。
「自分にどのやりかたが合っているかな?」と試しながらイロイロな健康法を行ってみることは、自分を理解することでもあります。
まだお若いですし、これからです。
あせらずやって行きましょう!