
フーミン先生、こんばんは。私は今34歳で、仕事は家業の喫茶店の手伝いをしています。私の悩みは、口臭についてです。
いつの頃からか分かりませんが、自分の口臭が気になって仕方がありません。
彼氏に朝起きた時、「うんこの臭いがする」と顔をしかめられた事があります。
鼻と喉があまり良くなくて。朝起きるとたんが出ます。子供の頃から続いている気がします。今年の夏に鼻に虫が入った事も関係しているのでしょうか。
それに若い頃歯を磨かずにそのまま寝てしまう事もしょっちゅうでした。
喉と鼻、後もしかしたら歯周病かもしれません。
今は毎日2回歯磨きして、朝、たんも出しているのですが、人と顔を近付けて話すと顔をしかめられます。
それが嫌で人が近いと、臭いんではないかと言う事ばかり考えて、きちんと人と話す事が出来ません。
最近は人と近くで話すのが怖いです。
何か良い漢方や改善方法があればぜひ教えて頂けませんでしょうか。
どうかよろしくお願いします。
口臭が気になるという事ですが、、、、、、
朝起きたときに彼からも指摘があるそうですが、
起床時は誰しも多少は口臭はあるものだと思います。
全くない!という人はあまりいないのではないでしょうか?
彼氏さんはどうでしょう?
起床時は多少は口臭があるのでは?
質問者さんが書かれているように、口臭は口中の問題だけでなく
鼻や喉、また胃腸の状態も関係します。
そして女性は生理前などはホルモンのバランスなどで粘膜が充血しやすいのでよけいに「口臭が気になる」という方もあります。
まず、タバコは吸ってますか?喫煙は血管を収縮させて口の中や胃粘膜を充血させて口臭の原因になります。
質問者さんは虫歯はありますか?また、歯周病は?
「歯周病かもしれない」と仰っておいでですので、まずは一度歯科を受診して見てもらう事をおすすめします。
「そんな問題で病院なんて」と尻込みしないで下さい。
口臭の相談に歯科受診する方も多いそうですから。
もし虫歯が無くても、歯石/歯垢除去していただくだけでも、口の中はかなりすっきりします。
まずは歯科で出来る治療を行って、それと平行して、東洋医学的アプローチをおすすめします。
1.鼻もあまり強くないという事ですが、鼻と口は喉の粘膜を通じて、つながっています。
なので鼻の粘膜が弱くなっていると、口臭というか、鼻や喉の炎症による臭いがすることもあります。
そのような方には是非「鼻うがい」をおすすめします。
洗面器にぬるま湯を張り、お塩を涙程度の濃さにします。
片方の鼻の穴を指で閉じ、もう片方の鼻からそ~っとぬるま湯を吸い込みます。
そして口から出します。
これは5回以上繰り返して下さい。
これが「鼻うがい」です。
ちょっと怖い気がしますが、慣れると鼻と喉の粘膜がスッキリし、気持ちよく感じると思います。
「痛くなるんじゃないかしら!?」と思うかもしれませんが、塩分のあるぬるま湯だとあまり痛くなりません。
この時、飲み込んじゃったとしても、何も問題はありません。
「鼻うがい」が終わった後にかる~く鼻をフンフンッと咬むと、鼻の奥に溜まった濃い鼻水が出てきます。
なんとも爽快です。頭もスッキリします。
私は朝晩、そして帰宅してから、と日に何回かこの「鼻うがい」を行っています。
風邪も引きにくくなってきましたし、長年の慢性副鼻腔炎はこれで治りました。
粘性の高い鼻水も出なくなりました。
2.そして胃腸の問題です。
便秘していると、口臭が強くなります。
便秘の問題があれば、食事や運動を見直す事で、便秘も口臭も解決するでしょう。
また寝る前に食事をしたりして胃が荒れていても、口臭になりますね。
今まで挙げた、歯、鼻、胃の問題はどれも東洋医学的には、胃(脾)の経絡に関係します。
胃(脾)の経絡の流れ、働きが悪いと口臭につながります。
胃(脾)の弱い方は概ね甘いものが好きだったり、冷たい物が好き、早食いの傾向があります。
ですからなるべく甘いもの、砂糖の入ったものはなるべく減らしましょう。
白砂糖には身体を冷やす働きがあります。
ダイエットだけでなく、健康にも負担だと言う事を覚えておいて下さい。
そして冷たい物も避け、暖かいものをいただくようにしましょう。
ジュース等はもっての他と心得て下さい。
そして胃のために、良く噛んで食事をしましょう。
一口30回は噛んで見てください。
唾液が良く出て胃(脾)の経絡を養ってくれます。
3.最後は口を閉じ、良く歩く事です。
これは誰にでも言えるのですが、特に鼻の弱い方は口呼吸になりやすいです。
口呼吸はそれ自体が口内の細菌繁殖の原因になります。
そして喉の粘膜を傷めます。
「口呼吸こそが口臭の最大の原因」とさえ言えるでしょう。
そこで、歩く時に口をしっかり閉じて。
鼻で呼吸しながら、しかっりウォーキングします。
ウォーキングの習慣を持つ事で、かなり呼吸器が強化され、鼻詰まりも解消します。
今挙げた事は、歯科受診以外はご自身で出来ることです。
もちろん漢方薬を出してもらったり、鍼灸治療も効果があります。
ですがご自身で改善できることは「自分を大切にする生活を送る」という事につながります。
まずは歯科受信することも含めて、ぜひトライなさってみてください。
最後に、胃(脾)経絡が弱い人は「思い悩む」方が多いようです。
そのあたりはこのサイトの他のプログラムでクヨクヨ考えてしまう思考回路のクセを方向転換する事も胃(脾)の状態を軽くしてくれると思います。
「気が付いたら口臭なんて気にならなくなっていた」という事になっているでしょう。
ぜひ素敵な毎日を過ごされるよう、心からお祈りしております。