摂食障害に悩んでいます

はじめまして。
まきといいます。京都在住の32歳です。
いつもこちらのサイトで元気をいただいています。

私は摂食障害に悩んでいます。高校3年からストレスなく食事をした事がありません。

過食症と拒食症を行ったり来たりで自己嫌悪からうつで何もできなくなります。

生活の為に働けない期間が続くと不安で死にたくなります。

医療機関には行きましたがSSRIの薬と先生との会話で効果があるのかわかりません。
経済的に余裕がないので自分でできる治療方がないかと悩んでいます。

何故、過食症になるのか自分なりに考えるとストレスを感じているのにそれを自覚できないから、代わりに体が過食症として知らせてくれているのかなとも思います。

何かアドバイスがいただけたらと思います。
宜しくお願いします。

摂食障害についてのご相談ですね。

「ストレスなく食事をしたことがない、過食症と拒食症を行ったり来たりで自己嫌悪からうつで何もできなくなります。」

良く解ります。
実は私自身も摂食障害だったのです。

ですから今回のご質問には私の体験がすこしでもお役に立てれば、と思い書いてみたいと思います。

私の場合は中学、高校生時代は最高体重が68キロ位ありました。
でも思春期ですので、やせたいなぁと思いながらも、食べる幸せの方が優先でした。

二十歳位になると、もしかして痩せることでじ自分の欲しい状況が手に入るかも?
と思いだしたのか、様々なダイエットを試しました。
そうする内に、人生の目標が痩せる事!みたいになってしまったのですね。

食事をするたびにカロリーを計算しながらも、常に次ぎに何を食べるかを考えます。

そうすると食事において満足感が得られない。
だから時々爆発したように、過食がはじまります。

そうすると今度は逆に「太ってしまう!」と恐怖になり、拒食モードに入ります。

私の場合は健康になりたい!欲求もありますので、玄米菜食に走ったりもしました。

すると、肉やお菓子を食べてる人や家族を敵視したり・・・と精神的に、自分も自分以外の人も責めるようになってたと思います。

そして、体重は減っても、玄米菜食をしている割に風邪を引きやすかったり、疲れやすかったり、、、、と元気はないのです。

それに、やはり常に、食べたい気持ちはあります。

「いったい、いつまでこんな状況が続くのだろう?もう疲れた~」
と、それから先の人生も良いようには、想像できませんでした。

そうこうする内に29才の時にヨガのインストラクターになりたいと思いました。

それまでもヨガは自分なりに本を見ながらぼちぼちは行っていたのですが、「どうせなら」とインストラクターの養成機関に入りました。

そして、とにかく、毎日ヨガを行ったのです。

すると、体重は2~3キロ減っただけなのに、変な浮腫みが取れ、体がスッキリしてきました。
その頃になると、食べたいものを自由にたべられるようになっていました。
同時に以前のような極端な過食も出ません。

ヨガの効果だったのですね。

その効果をまとめてみると
「毎日のヨガを行うことで呼吸が安定して脳波も安定する。
体力がついてくるので仕事も楽しくなる。
そうなると、ストレスが減ってくるので良く眠れるようになり、自然治癒力も高まります。
有酸素運動の効果である程度食べても消費してくれます。
すると、太る恐怖から段々解放されます。」

今思い返すと、摂食障害の10年位の間、食べる事にかなりの心身のエネルギーを使って疲れていたと思います。

そのころは、肩こり、頭痛、便秘、浮腫み・・・と体調にも自信が持てず、頻繁に頭痛薬、風邪薬、便秘薬を飲んでいました。

現在でもやはり、太るのはイヤです。
が、以前のように頭でカロリーを考えて縛られた食事でなく、楽しんで、満足できるようになりました。

肉、魚、菓子、酒、、、なんでもいただきます。

ただ、生命力が高まると消化力も高まりますが、過ぎた量が続くと体調も悪くなって知らせてくれます。

そんな時は反省して、体調不良を無理に薬で整えずに、食事を減らします。

摂食障害からの抜け道は必ずあります。
また、こんなに苦しい時期を過ごしたからこそ、今があるな~と思える時はきっと来るはずです。

私の場合はヨガに出会えて本当に人生の質が大きく変わりました。
私のヨガはまだまだ未熟なものだと思いますが、それでも、すばらしい効果が得られています。

相談者さまにも、ヨガをお勧めしたいと思う理由です。
例えばヨガ以外、太極拳などでも良いと思います。

カラダを動かしながら、呼吸法を教えてくれる動作が、効果が高いと感じています。

息は生きる、活きる事に通じます。
呼吸を整えてくれるようなものをやってみませんか?

また、摂食障害はよくメディア等で言われるように「痩せたい」が問題なのではなく、
「ありのままの自分ではダメなのではないか」という思い込みが問題の本質だと感じています。

相談者さんの中に「太っていても痩せていても、自分は幸せになれる」という気持ち+考えが育ってくれば
摂食障害は自然と治まってくるようです。

カラダからのアプローチと平行して「自分の中のネガティブなクセや思い込みを追い出す訓練」を行うと
比較的早く回復されるケースが多いようです。

是非このサイトの他のメニューも積極的に試してみて下さい。

そして本来の人生を楽しんでいただきたいと願います。

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