不安障害で投薬中ですが東洋医学はききますか?

診療内科で不安障害と診断されました。
抗うつ剤が処方されてます。
年齢は47才…職業は銀行のテラー(窓口業務)をやっていましたが今は休職中です。
東洋医学からみた治療法を教えてください


質問者さんへ

不安障害と診断されて、抗うつ剤が処方されているのですね。

そのお薬は現在、服用しているのでしょうか?
質問者さんは東洋医学による治療にも関心があるのですね。

私には、漢方薬の処方は解りませんが、鍼灸治療からみると、不安障害は適応症です。

不安障害の症状である、自律神経の働きのアンバランスやホルモンバランスを整える効果が鍼灸治療には期待できます。

普通、ストレスが加わると人の体は交感神経の働きが優位になり、戦闘状態になって対応しようとします。
つまり脈拍、呼吸が速くなり筋肉は緊張し、消化吸収はお休みした状態ですね。

私たちの身体はこうやってストレスを乗り越えるのですが、
それがあまりに頻繁にまた長期に渡ると、もうストレスを感じなくてよい場面でも交感神経が優位になったままになってしまいます。

リラックスするべき時の副交感神経が働かなくなってしまっているのですね。
つまり「ずっとリラックスできない状態」になってしまうのです。

鍼灸治療では、自然治癒力を高め、気の流れや血液の流れを良くして心身の緊張を緩め、働きを良くすることができます。
そうなるとストレスへの抵抗力もまたついてきます。

私は最近になって「何か微妙な変化が身体に起きているなぁ」と感じます。
それはきっとホルモンバランスの変化だと思うのですが、やはり以前とは違ってきています。

質問者さんも47才と言うことですが「今までは頑張りで乗り越えられてきたのに、頑張りがきかないと」いう事はないですか?

過度のストレス状態に年齢的なホルモンのアンバランスが加わって、不安障害の症状が出てきたとも考えられますね。

現在休職中との事ですので一度鍼灸治療などの東洋医学を受けてみてはいかがでしょうか?

きっと、一回や二回の治療で、全てが改善はしないかもしれませんが、肩や腰の凝り、呼吸筋の緊張、頭痛などが楽になり、睡眠が取りやすくなってくると思います。

そして、薬に頼らずに睡眠が取れるようになってくると、副交感神経の働きが高まり、自然治癒力もたかまってきます。

同時に少しずつ体を動かしてみるのもよいですよ。

太極拳やヨガなどの呼吸をゆっくり行う動きは、脳もリラックスした状態に誘導されるので、副交感神経の働きが優位になります。

不安障害で休職をしなければならない状態はとても大変な事です。
が、それは、生命の力が「このままでは、パンクしてしまうよ~」と信号を出してくれているのではないでしょうか?

その信号を無視して走り続ける事の方が自然から見ると、無理なのかもしれません。

しばらく、良く働いてきたご自身に休養をとらせてあげて下さい。
信号を出すことの出来る生命力があるのですから、回復する力もあります。

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