中学の頃から腰痛で悩んでいます

年齢は41才、職業はテレホンオペレーション業務。
中学生から腰がわるく 座り仕事でも 休日の買い物で沢山歩くことでも 腰がいたくなります。
気功整体や矯正なども行ったのですが なかなかよくなりません。
バスケットボールが好きで月一でしてます。
かなりむかしからスキーでもゴルフでも 足がつります。
なにか 良い方法はありますか?

腰痛にお困りなのですね。
気功整体や矯正なども行ったけれど今ひとつなのですね。

質問者さんの場合は現在のお仕事柄、長時間の座姿勢も腰にはストレスですね。
とは言え、中学生位からその腰痛が始まっているとのこと。
かなり早い段階で症状が出ていますね。

西洋医学的な診断は受けた事はありますか?

腰痛の原因としては、腰自体にヘルニアなどの原因がある場合もあります。
ですが実際には内臓に原因がある場合もあります。
また腰にも内蔵にも問題が無く、精神的なストレスだけで腰痛を起こす場合もあります。

質問者さんの文章からだけではハッキリした事は申し上げにくいのですが、考えられる範囲でお応えしてみます。

東洋医学的には女性の体の症状には「血のめぐり」がかなり関係していると考えます。

その「血のめぐり」が悪くなると「お血(おけつ)」と言われる古い血が体調不良の原因になっている場合があります。

診断法は一概には言えませんが、仰向けになってお腹をゆっくり押さえてみてください。
ブヨブヨの所があったり、痛い所(特に左下腹部)があったりします。

そして、目の下辺りにシミができやすかったりします。
この場合、そのシミも生理前に濃くなる傾向があります。

「中学生位からの腰痛」とありました。
中学生といえば初潮・女性ホルモンの働きが始まった頃と関係があるかもしれません。

例えば生理の前後で腰痛には変化はありませんか?

また、足がツルとありましたが、そのような症状に関係するのは、経絡では肝の経絡になります。

肝の働きは婦人科系との関連があるのです。
更に肝の経絡に関連する症状として「筋肉が硬くなる」「目が疲れやすくなる」などがあります。

特に胴体の左右の側面や大腿内側(太ももの内側)が緊張している可能性があります。
肝の経絡の人にはストレッチなどで身体を伸ばす事をオススメしています。

寝る前に身体を前後左右・ねじったりして胴体部分をよく伸ばし、
さらに開脚前屈などをして太ももまで伸ばしてあげるようにしましょう。
緊張がほぐれてくるので、眠りやすくなります。

最初は緊張が強いので、痛みがあるかもしれません。
無理せず、少しずつ伸ばすようにして下さい。

また冷え、特に下半身の冷えは血液循環にとって天敵です。

これから冷房の季節に向かいます。
お洒落なサンダルやなま足は素敵ですが、足は冷やさない工夫を心がけましょう。

もし「お風呂に入ると少し楽になる」という体験があるなら、やはり冷えていると考えた方が良いでしょう。

また肝の経絡は精神的には過度のストレスを受けていたり、怒りの感情が関係します。

「怒りをため込んでいる」「怒らないように我慢している」という部分が、相談者さんの心の中にあるようでしたら
メンタルヘルス系のカウンセリングが有効な場合も有るかも知れません。
(このサイトの他のメニューが役に立つ場合もあるかもしれません)

血のめぐりが悪かったり肝の経絡が滞っていても、西洋医学的な検査で異常な数値などの変化は出てこないかもしれません。

東洋医学ではそのような「ハッキリとした病名」が付いたり「数値で異常」と診断される前の[未病]の時からの心身の変化に対して、診断したり、治療します。

質問者さんも「腰痛だから=腰の骨や筋肉にアプローチする」
というだけでなく、もしかしたら体全体へのアプローチが有効かもしれませんね。

最近の女性はストレス社会を反映してか、本当に過緊張の状態で頭痛、肩こり、腰痛、不眠、生理不順・・・を訴える方が多いです。

その殆どの方が足元が冷えています。

まずは、西洋医学的な検査で異常がないかを調べた上で、漢方薬や鍼灸治療で全体の気や血のめぐりを改善してみてはいかがでしょうか?
すると、腰痛だけでなく、全身が良い状態になって行きます。
肌の艶、顔色などもよくなります。

同時にやはりお勧めするのはヨガなどのゆっくりした運動です。

私のヨガ教室の方達も続けているうちに「なんとなくご自分の体との対話が上手」になってくるようです。

そうすると他の運動を行う時も、体の使い方のコツが掴めたり、運動前後に身体をリラックスさせることも自然に出来るようです。

実は私も腰痛持ちです。
ただ、腰痛の出る時は何かのお知らせの事も良くあります。

例えば、便秘をしていたり、足元を冷やしていたり、冷たいビールの飲み過ぎだったり、
また、生理前だと言うお知らせだったりします。

精神的には「数日前に酷く怒ってしまった」ということがあるかもしれません。
振り返ってみて下さい。

人間が二足歩行をするようになった事で、腰痛はある意味仕方のない部分もありますが、その腰痛改善に取り組むことで、得られる健康もあります。

どうぞ、質問者さんもこの腰痛を心身が健やかな方向に進む、良いきっかけとしてください。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*